6m00への道。
~棒高跳選手・澤野大地の日常を日記形式で更新中!!~
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2007年シーズン。
2007年、最大の目標は大阪世界選手権だった。

そのために、昨年12月に行われたアジア大会での金メダル獲得後、必死に練習を積んできた。

今年に入り、シーズン直前のアメリカでの合宿では、確実にその成果を身にしみて感じていた。

これで大阪で戦える。

それだけシーズンの始めはいい状態に仕上がっていた。

しかし、このアメリカ合宿の練習中に首を痛め、その影響からか神経に障害が出て、右腕に力が入らなくなってしまった。懸垂すら出来ない状態。そんな状態で始めのヨーロッパ~アメリカ遠征を戦った。試行錯誤しながら。

帰国後、日本選手権のために必死だった。力が入らなかった分、右肩周りの筋肉が異常に小さくなってしまっていたので、そのリハビリと、日本選手権に向けての調整。

その結果、5m65を跳び無事に優勝。大阪世界陸上の代表獲得。

あとは痙攣対策。

幾度となく痙攣に悩まされ、常にその対策を練ってきた。あれが良いと言われれば試し、自分でもいろいろ調べて試し・・・問題は試合でしか攣らないということ。

どんなに追い込んだ練習をしても、攣ることはない。どんなに疲れている状態で跳躍しても攣らない。

だから試合でしか試せないし、試合でしかその効果が分からない。それをヨーロッパ遠征を通して、試し、これをやっていけば攣らないという確立系が出来ていた。

そして迎えた大阪。

いつも支えてくれているトレーナーの先生方の力と、リハビリの成果で首の痛みや右腕に力が入らないということはなくなっていた。

大阪に入った日の練習、とてつもなく良い出来だった。これまでに感じたことのないくらいの良い出来。体の隅々まで神経がしっかりと通い、自分の思うとおりに体が動く。

これで跳んだら、どれだけ跳べるんだろう。

そんな期待感もあった。それくらい出来は良かったし、やれることは全てやってきた。もちろんそこには本当にたくさんの人の支えがあったからこそ、そこまで行けることができた。

8月30日。

足を攣るどころか、背中、お腹、足全体が痙攣を起こしてしまい、一度も跳ぶことなく記録なしで予選敗退。

この結果で、様々な意見を頂いた。正直、始めは戸惑った。あんなにもこのブログにコメントが寄せられたことはなかったし、あんなにもいろんな意見を頂いたことは初めてだった。

そんな大阪世界陸上を通して感じたこと。

自分で自分の首を絞めていた。メダルを獲らなければと勝手に義務みたいに捉えてしまっていた。

そうではなく大事なのは、とにかく一生懸命、自分の自己記録更新目指して、突き進み続けること。

勝負の世界だから勝ち負けは当然ある。でも、負けても絶対に心で負けてはいけないということ。


そんな大阪の結果だったから、スーパー陸上と国体ではしっかりと跳んで、皆さんに元気な姿を見てもらいたかった。

その思いが強すぎてしまった。大阪後、とにかく練習した。とにかく足が取れるくらい走って、腕が取れるくらいウェイトして。そうでもしないと、何か心が落ち着かなかった。練習することしかなかった。

がむしゃらすぎた。その結果、疲労から膝を痛める。ちょうどスーパー陸上の一週間前のこと。

走るどころか、膝を曲げることが痛くてしょうがなかった。

疲労性のものだから休めば治る。でも、棄権なんて絶対にしたくなかった。あんなことで終わった大阪世界陸上を最後に、冬期練習に入りたくなかった。ちゃんと跳んで、気持ちに整理をつけて冬期練習に入りたかった。

ところがスーパー陸上は大雨の降る嵐の中での試合。何とかして跳びたかったけど、どんな状況でも跳ばなければと思っていたけど、ダメだった。

だからこそ国体にかける思いは強かった。

その国体。膝はまだ痛かった。スーパー陸上から国体までの一週間、走ることは出来ず、ただただ自分を信じて、コーチを信じて、支えてくれている人たちを信じて。

5m55。優勝。

記録は本当に低いものかもしれない。でも、僕にとってはすごく意味のある優勝だったと思う。棄権せずに、絶対に勝つことということが。

そしてとてもお世話になった先輩、安田覚さんの引退を一緒に戦うこと。


今年、大阪世界陸上を境にこのブログを読んでくださる人が増えました。コメントしてくださる人が増えました。そして応援してくださる人が増えました。

僕は一人でも多くの人に棒高跳を知ってもらいたいし、一人でも多くの人に棒高跳を見てもらいたい。

その思いが、確実に皆さんに多かれ少なかれ伝わっているかなと思っています。

本当にたくさんの人に支えられて棒高跳が出来ていること、たくさんの人に応援していただけていること、とても幸せなことだと感じているし、感謝しています。

昨年、世界中飛び回って試合をたくさんこなし、真冬にアジア大会を戦い切り、大阪世界陸上まで突っ走ってきました。

その疲れを取ることをまず優先させたいと思います。国体から既に一週間以上経ちましたが、もうしばらくゆっくりと体と心を休めたいと思います。

北京に向けて、休むことも必要ですから。

膝はもうなんともなさそうです。



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